社畜日記

リタイア後イベントその4 総合課税と申告分離課税!所得税について

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会社員の皆様は(僕もだけど)給料から所得税が引かれていることだろう。源泉徴収、いわゆる天引きだ。

会社を辞めると、源泉徴収されることはない。その為、自分で確定申告を行って税金を納める必要がある。

今日は退職後の所得税がどうなるのか、調べてみた。

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総合課税と申告分離課税

給与などと異なり、株式の譲渡所得・先物やFXの雑所得は申告分離課税となる。

簡単に言えば、一律20.135%。(復興特別税を含む)

後述するが総合課税の対象となるものは累進課税制である為金額が大きくなればなるほど税率も上がるので、がっぽり稼ぐ人には嬉しい制度である。

なお、以下については総合課税について述べるので、株とFXだけで生きていく方には関係ない。

 

源泉徴収される所得

余談だが、給与以外で個人へ源泉徴収されるものは以下。

・原稿料や講演料など
・弁護士、公認会計士、司法書士等の特定の資格を持つ人などに支払う報酬・料金
・社会保険診療報酬支払基金が支払う診療報酬
・プロ野球選手、プロサッカーの選手、プロテニスの選手、モデルや外交員などに支払う報酬・料金
・芸能人や芸能プロダクションを営む個人に支払う報酬・料金
・ホテル、旅館などで行われる宴会等において、客に対して接待等を行うことを業務とするいわゆるバンケットホステス・コンパニオンやバー、キャバレーなどに勤めるホステスなどに支払う報酬・料金
・プロ野球選手の契約金など、役務の提供を約することにより一時に支払う契約金
・広告宣伝のための賞金や馬主に支払う競馬の賞金

国税庁 タックスアンサーNo.2792より(抜粋)

いわゆる営業マンの報酬なんかは二番目の『特定の資格を持つ人などに支払う報酬』に該当する。

 

総合課税の課税対象額

所得-非課税所得-各種控除』が課税対象額となる。

非課税所得

以下のようなものが非課税となる。

・宝くじの当選金
・通勤手当(月10万円まで)、出張費、宿直手当(一回4,000円まで)
・食費、制服等の現物支給
・入院保険金、損害保険金
・慶弔費(収入)
・国、自治体の給付金等
・NISA口座の譲渡所得

などなど。

また、贈与や相続など他の課税対象となるものは所得税は課されない。

基礎控除

何があろうが、38万円が一律控除される。

給与所得控除

お給料については、給与所得控除が適用される。控除額は以下の通り。なお、2016年と2017年で上限が異なる。

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給与収入額の単位は万円。○○万円を超え、○○万円以下

これだと計算が面倒なので、早見表を作った。

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社会保険料控除

社会保険料は基本的に全額控除される。金額は以下の記事を参考のこと。

リタイア後イベントその1 健康保険は国保?任意継続?

生命保険料控除

生命保険料・介護医療保険料・個人年金保険料、各4万円を上限に控除される。

控除額の計算は以下。

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早見表は以下。

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なお、2011年(平成23年)以前加入のものは生命保険料・個人年金保険料それぞれ5万円、上限10万円の控除である。計算は割愛。

地震保険料控除

年間保険料額(上限5万円)が控除される。長期損害保険料がある場合は加算されるが、上限は変わらず。

配偶者控除

生計を一にしており、年間の所得が38万円以下(給与収入のみの場合、103万円以下)である戸籍上の配偶者がいる場合には、38万円の控除を受けられる。

なお、38万円以上76万円未満の所得がある場合は配偶者特別控除を受けられる。

扶養控除

配偶者以外の親族の場合の控除は以下のとおり。

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医療費控除

年間に支払った医療費-保険金等での補填額-10万円(※)が控除される。控除額の上限は200万円。

生計を一にする配偶者・親族の医療費も合算可。

(※)年間の総所得金額が200万円以下の場合、総所得金額の5%

住宅ローン控除

凄くざっくり:年末時点での住宅ローン残額の1%。

(正確には住宅借入金等特別控除、認定住宅だと上限が上がる。詳細は割愛)

その他控除

雑損控除、寄付金控除、寡婦・寡夫控除、障害者控除、など。

参考(外部):タックスアンサー 所得金額から差し引かれる金額(所得控除)

 

所得税の税率は?

給与だろうが何だろうが、金額に応じて税率は一律だ。(給与所得控除(後述)の有無などによって納税額は大きく変わるが。)なお、平成27年(2015年)より『4,000万以上45%』という枠が新設された。僕には関係ない話だ。

課税対象額については前述のとおり。

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『課税対象額』の欄は○○万円を超え、○○万円以下

早見表はこちら

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課税対象額の単位は万円。

 

モデルケース1:スワポ生活

トルコリラのスワポで生活する、世田谷区在住の芳賀さん(仮名)
2015年の収入は500万円。

全て申告分離課税なので、所得税額は500万円×20.135%=1,006,700円。(100円未満切り捨て)

以上、終了。

 

モデルケース2:スワポ&アフィリエイト収入

トルコリラのスワポとアフィリエイト収入で生活する、世田谷区在住の芳賀さん(仮名)
2015年の収入はスワポ300万円、アフィリエイト収入200万円。
家族は配偶者(共働き)、未成年の子供が一人。
生命保険に加入しており、個人年金・地震保険には加入していない。
医療費はゼロ。

この場合、スワポ部分が申告分離課税。上記同様、税率は20.135%で納税額は604,050円

アフィリエイト部分が総合課税となり、控除される金額は以下の通り。

基礎控除:380,000円
社会保険料控除:460,896円
生命保険料控除:80,000円

よって課税対象は1,079,104円。税率が5%なので納税額は53,955円

合計すると658,000円。復興特別税を加算して671,800円。(100円未満切り捨て)

なお、アフィリエイト収入に限らず総合課税の対象になる所得であれば同様。

 

モデルケース3:アフィリエイト収入

アフィリエイト収入で生活する、世田谷区在住の芳賀さん(仮名)
2015年のアフィリエイト収入は500万円。
家族は配偶者(共働き)、未成年の子供が一人。
生命保険に加入しており、個人年金・地震保険には加入していない。
医療費はゼロ。

控除額はモデル2と同様、課税対象額は4,079,104円。

税率20%、控除額が427,500円なので、納税額は388,300円。復興特別税を加算して396,4000円。(100円未満切り捨て)

 

参考:給与所得の場合

1,54,000円の給与所得控除が発生する。

社会保険料控除が同額とすると、課税対象額は2,539,104円となり、納税額は156,400円。復興特別税を加算して159,600円。(100円未満切り捨て)

安い。

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