もう、社畜しない。

サラリーマンが副業で稼いで会社やめようとする話。主にトルコリラ・南アランドなどのスワップ。

相場変動リスク無し?トルコリラスワップサヤ取り法とは。

      2017/05/27

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トルコリラのスワポは非常に魅力的だ。レバレッジ次第では年間30%~50%の利益が見込める。

反面、為替レートの変動に伴うリスクは常に付き纏い、トルコリラが暴落すれば損失を出す可能性もある。

今日は為替変動のリスクを回避した、サヤ取りというものについてお話したい。

2017年5月に再度計算してみた:トルコリラ円スワップサヤ取りの現在。勢力図が変わった今、現実的なのか?

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トルコリラのサヤ取りとは

トルコリラのスワップポイントは証券会社によって異なる。

例えば証券会社AとBがあって、それぞれのスワップポイントが以下のようだったとする。

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※トルコリラ円1万通貨、1日あたり。

この条件だけを見ると、証券会社Aの方が優れていることになる。

証券会社Aでトルコリラを10万通貨保有すると、1ヶ月あたり30,000円のスワップ利益が発生する。

ところが、この間にトルコリラが1円下落したらどうだろうか?100,000円の評価損が発生し、差し引き70,000円の損失だ。

こういう事態がトルコリラスワップのリスクである。

証券会社Bのアドバンテージ

ところで、証券会社Bは買いも売りもスワップが小さい。

この条件で、証券会社Aで買いポジションを10万通貨、証券会社Bで売りポジションを保有したらどうなるだろうか。

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まず、スワップポイントについては+100円と-85円で、差し引き+15円が付与される。

そして、評価損益についてはAがプラスになればBはマイナスに、AがマイナスになればBはプラスになり、常に相殺し合う。

つまり、どれだけ為替が変動しても評価損益は±0、スワップポイントの差分+15円だけを受け取れるのだ。

これをサヤ取りという。『利鞘』の鞘だ。ペアトレード、アービトラージともいう。

 

サヤ取りは夢の投資法か?

これだけ見ると「サヤ取りすげー!必勝法やろ!」と思われる方もいるだろう。

当然、美味しい話ばかりではなくデメリットも存在する。

資金効率が悪い

数量については後述するが、仮に100万円の資金に対して買い15万通貨・売り15万通貨を保有したとしても、利益は買いポジションのみを持つ場合の1/5程度だ。

資金移動の手間が掛かる

仮に為替変動が全く起きなかったとしても、証券会社Bの口座評価額はどんどん減少していく。証拠金不足になる前に、証券会社Aで出た利益を移動して資金の調整を行う必要がある。

スワップのみであれば月に一回も行えば充分なのだが、激しい相場変動があった場合にはそれだけ頻繁に移動の必要がある。

スワップが変動すれば破綻する

実例については後述するが、この投資法は証券会社AとBのようにスワップ差がある二証券会社が存在して初めて成立する。

証券会社Aが買スワップを引き下げても、証券会社Bが売スワップを大きくしても、この投資法は成立しなくなる。いつまで続けられるかの保障はないのだ。

 

証券会社AとBはどこか

さて、上述した通りこの投資は証券会社AとBが存在しなくてはお話にならない。選考基準についても併せて検討していこう。

4ヶ月6ヶ月連続のトルコ上限金利が引き下げに伴い各社スワップポイントが低下した為、数値を更新しました。)

証券会社A

まず第一条件はスワップが高いこと。

資金調整の為にポジションを決済することを前提に考えれば、スワポのみの引き出しが出来ることは必須条件ではない。

そうすると浮上するのはヒロセ通商だ。1万通貨1日あたり115円と非常に高いスワップを付与している。

・・・が、却下。

理由は必要証拠金の高さだ。

ヒロセ通商はトルコリラ円1万通貨あたり60,000円の証拠金を必要とする。つまり、100万円の資金(の半分)で運用できるのは83,000通貨

扱える数量が少なく、かつ必要証拠金ギリギリなので小刻みに資金調整を行う必要がある為、実用に耐えないだろう。

ヒロセ通商を除くと、次点のスワップポイントはインヴァスト証券の75円。スワップポイントのみの引き出しも可能であり、資金調整も行いやすい、

以下は、インヴァスト証券を証券会社Aとして進める。

証券会社B

選考の基準は証券会社Aとほぼ同じだ。まずは売スワップのマイナスが小さいこと。

ところが、この条件を満たす会社があまりない。僕が知る限りではトラリピで有名なマネースクウェア・ジャパンだけだ。

この証券会社は買いと売りのスワップが同額で、買いは+53円、売りは-53円。(2016年7月3日調べ)

また、スワップポイントのみの引き出しも出来る。もっとも、こちらはマイナススワップなのであまり意味がないのだが。

 

実際の運用をシミュレーションする

インヴァスト証券・マネースクウェアジャパン共に必要証拠金は概ね同水準である。

1トルコリラ=35円の時、インヴァスト証券・マネースクウェア・ジャパン共に必要証拠金は1万通貨あたり約14,000円。

100万円の資金を半分ずつ口座に入金し、売り・買い共に15万通貨ずつ保有したとしよう。

1万通貨あたりのスワップ差額は22円なので、スワップによる利益は330円/日。1ヶ月で約1万円、年間で約12万円。

・・・と言いたいところだが、実際にはそうは行かない。両口座の資金を調整する為のコストが発生するからだ。

トルコリラ円が横ばいの場合

インヴァスト証券の口座にスワップ益が、マネースクウェア・ジャパンの口座にスワップ損が発生する。

インヴァスト証券はスワポのみで引き出しが出来るので、ポジションを決済することなく資金移動が可能だ。

トルコリラ円が上昇する場合

インヴァスト証券の口座に評価益+スワップ益が、マネースクウェア・ジャパンの口座に評価損-マイナススワップが発生する。

変動幅が無視できない大きさであれば、インヴァスト証券側を決済してポジションを持ち直す必要があり、その為に5.5pips=8,250円のコストが発生する。

トルコリラ円が下落する場合

インヴァスト証券の口座に評価損+スワップ益が、マネースクウェア・ジャパンの口座に評価益-マイナススワップが発生する。

評価損益とスワップが相殺する程度であれば構わないが、下落が大きければマネースクウェア・ジャパン側を決済してポジションを持ち直す必要があり、その為に6.0pips+300円/1万通貨=15,000円のコストが発生する。

コストまとめ

横ばいであればコストは掛からないのだが、急激な変動であれば月に複数回の調整コストが発生する。

平均して月1回、上昇と下落が半々の確率で発生すると仮定すると、毎月12,000円強のコストが発生し、スワップサヤの利益を全て食いつぶしてしまう。むしろ赤字。

証拠金に余裕を持たせればコスト発生頻度は抑えられるが、その分運用効率自体が低下してしまう。

 

結論

サヤ取りはリスクを著しく抑えられるが、利益以上にポジション調整のコストが掛かる。

スワップ差がもっと大きい、もしくはスプレッドが極端に狭い証券会社の組み合わせがあれば可能性はあるが、現時点では少々コストが高く付く気も

追記

レバレッジを下げての運用について計算してみた。こちらの方が現実的かもしれない。

トルコリラサヤ取り、レバレッジは低めの方が高利益?

 

更に追記

2017年5月、改めての計算。

トルコリラ円スワップサヤ取りの現在。

 

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