スワップ運用手法

分散購入3つの手法。ロスカットライン維持法という提案。

losscutline-500

最安値更新で冷や冷やしたところから、38円台後半まで建て直したトルコリラ。

ちょっと安心する反面、これから参入する場合や買い増す場合には常に『ここが本当に買い時か?』という疑問は付き纏うもの。

以前に分散購入を勧めたけど、より具体的な方法と、今朝の夢で一つの新しい案を思いついたのでお話しよう。

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前提

今は1トルコリラ=39円。100万円で15万通貨くらいを買おうとしているとする。

 

案1:通貨数を分割

前の記事でも書いた、極めてシンプルな買い方。

例えば3万通貨×5回のように分割し、1週間に1回、1カ月に1回といったタイミングで購入する。

メリットは手間が掛からずそこそこの効果があること。上昇局面でも、下降局面でも大火傷は避けることができる。

 

案2:ドルコスト平均法

投資における超メジャーな、『通貨数』ではなく『コスト』を基準に購入する方法。

メリットは投資効率が高いこと。デメリットとしては計算の手間が掛かることと、少額だと恩恵を実感しにくいことが挙げられる。

具体的な手順を紹介しよう。

STEP1 レバレッジ・基準コストを設定する

例えば100万円で39円のトルコリラを15万通貨購入する場合、レバレッジは5.85倍だ。

100万円を5分割するのであれば、20万×5.85=117万円分の通貨を購入していく。

レバレッジに拘らず、『100万円分』などと決めてもいいだろう。

STEP2 そのコストで買える数量の通貨を購入する

『117万円分』と決めたら、その時のレートに沿って買える数量の通貨を購入する。

1トルコリラ=39円であれば3万通貨。

1トルコリラ=40円になったら29,000通貨(29,250通貨を1,000通貨単位に四捨五入)

1トルコリラ=36円まで下落したら33,000通貨(同上)

このようにしていくと、『安い時に多く買い、高い時に少なく買う』ことで平均単価の引き下げ、保有数量の増加につながる。

ドルコスト平均法の効果検証

例えば39円→40円→38円→36円→41円と変動した場合、

案1であれば150,000通貨、平均取得レートは38.800円。

案2であれば152,000通貨、平均取得レートは38.712円となる。

この差異は長期であればあるほど、分割数が大きい程に広がっていく傾向がある。取引数量が多くなると0.1円の差も馬鹿に出来ないので、長期・高額で運用する人はこの労力を掛ける猶予はあるだろう。

 

案3:ロスカットライン維持法

命名、俺。

為替変動があっても、ロスカットされるレートを変えないように証拠金に評価損益を加味しながら購入していく方法。

メリットは何より『ここまで下落してOK』という基準を維持し続けられるということ。

最初のステップはドルコスト平均法と同じ

レバレッジ5.85倍、117万円分のコストを基準とする。

STEP2 基準となるレート・ロスカットラインを算出する。

39円、100万円、15万通貨。インヴァスト証券であれば33.800円がロスカット発生ラインだ。

まずはここで3万通貨を購入する。

参考:トルコリラ、どこまで下落して大丈夫?ロスカットルールを確認しよう。

STEP3 2回目以降の買い付け時に基準レートとの差を確認する。

2回目を購入する際、1トルコリラ=40円になっていたら、1円の差が出ているということだ。

言い換えると、基準としたロスカットライン=33.800円に対して1円遠のいた。ここで購入した分は同じレバレッジだと34.800円でロスカットされることになる。

2回目の購入分も3万通貨だとすると、3万円分の評価損を余計に見越す必要がある。つまり、『証拠金20万円に対し39円で3万通貨』と『証拠金43万円に対し39円・40円で3万通貨ずつ』はロスカット水準について同義だ。

3回目の購入が38円であれば、基準より3万円分ロスカットラインに近い。ここまでを合計すると『証拠金60万円、39円・40円・38円で3万通貨ずつ』だ

これを繰り返していくと、『証拠金97万円、39円・40円・38円・36円・41円で3万通貨ずつ(平均取得価格38.8円)』となり、ロスカットレートは『33.800円』のまま変わらない。

使い方

この3万円を余剰金として口座に入れ込めば、意味合いとしては案1と同じだ。逆にその分を他の買い付けに当てたり、お小遣いにしたりすればこの計算が生きてくる。『当初定めた水準まで安全』というラインはキープできるのだから。

有効かどうかは、考え方次第。ピンと来ないならドルコスト平均法がいいかもしれない。

 

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