スワップ運用手法

トルコリラは本当に今が買い時なのか?迷ったら分散して購入しよう

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歴史的に見て、過去最低水準にあるトルコリラ円のレート。(上記画像は2005年からの月足)

だが、そうは言っても「本当に今が底か?」という不安は拭えないもの。

短期で言ったら37円後半~39円くらいをうろうろしている。出来れば38円くらいで買いたいけど、下がるのを待って逆に上がるのも怖い・・・というあなたも。長期で言ったら明らかに底っぽいけど、もしかして更に下落するんじゃ・・・というあなたも。

そんな時は一度にがっつり買わず、分散して購入しよう。

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分散して購入するってどういうことか。

例えば100万円の元手で10万通貨購入する時。短期的な周期で見て1週間おきに1万通貨づつ買うとしよう。

A.週に1円づつ値上がりするケース
今まとめて買ったら:平均38円
9週間後にまとめて買ったら:平均47円
一週間おきに1万通貨づつ買ったら:平均42.5円

 

B.週に1円づつ値下がりするケース
今まとめて買ったら:平均38円
9週間後にまとめて買ったら:平均29円
一週間おきに1万通貨づつ買ったら:平均33.5円

 

C.2円上がる週と2円下がる週が交互に来るケース
今まとめて買ったら:平均38円
9週間後にまとめて買ったら:平均40円
一週間おきに1万通貨づつ買ったら:平均39円

Aは後で買うことが悪く出るケース。Bは逆に、買い急ぐことが裏目に出るケース。Cはどちらでも良かったケース。結果論としてはね。

こんな綺麗に推移することなどまずあり得ないが、どんな相場状況であっても分けて買うことで『最高のポジション』を逃してしまうことと引き換えに、大きく火傷するリスクを軽減することが出来る。

もしあなたが最高のポジションを見極める能力があるなら、そのタイミングで買えばいい。でも明日相場がどうなるかなんて分からない僕のような人間は、こうやってリスクを分散していく。

長期的な上下を懸念するならば、1週間単位ではなく1ヶ月単位で分けてもいいだろう。僕の場合、数日おきに5万通貨×6回に分割して購入している。

 

応用:安い時に多く、高いときに少なく買う。

更に発展させると『○○通貨』という考え方ではなく『○○円分』という買い方を取ることが出来る。

極めて極端な例だが、トルコリラが40円→50円→40円→50円・・と、1週間おきに10円前後したとしよう。

元手が100万円で、毎週2万通貨購入するとした場合40円の週には8万円必要で、50円の週には10万円必要。交互に10週間繰り返すと、90万円で20万通貨購入出来る。次の週は40円なので、98万円で22万通貨。最後の週には2万円残っているので、4000通貨購入して、結果として100万円で22万4000通貨になる。

では、それぞれの週で『10万円分』のトルコリラを買うとどうなるだろうか。40円の時には2万5000通貨購入出来る。50円の時には2万通貨だ。これを10週間繰り返すと、100万円で22万5000通貨を購入出来る。さっきより1000通貨多く買えた。

これはドル・コスト平均法と呼ばれる、大手投機筋も使用している極めて優位な手法だ。上記のように交互になる例では『たった1000通貨』と感じるかもしれないが、不規則に上下する程に有効性が大きくなる。

百万単位の投資ではそこまで大きな差ではないかもしれないが、ちょっとでも有利に買いたいならばここまで気を使ってみよう。

 

関連:分散購入3つの手法。ロスカットライン維持法という提案。

 

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