毎月第一金曜は、雇用統計!(例外あり)
ここ半年くらい雇用統計での反応が極めて鈍くなっているが、それでもやっぱり重要イベントには変わりない。
併せて、23:30には3月のトルコ財務省現金残高も発表予定。
こちらはほぼ動きのない指標なので、発表次第追記する。
雇用統計とは?
米労働省が発表する、米国の雇用情勢に関する指標。
10以上の項目について調査が行われているが、中でも
・非農業部門雇用者数変化
・失業率
・平均賃金
の三項目の注目が高い。
米企業の景気をダイレクトに表し、FRBの金融政策、特に利上げに大きな影響を与えることから注目される。
加えて、実態的な意味合い以上に雇用統計は雇用統計だから注目されるみたいな節がある。要するにお祭り。
発表は毎月第一金曜日の22:30(米国夏時間期間は21:30)。当日が1日の場合、8日に繰り越される場合も。
(正確には、『前月12日を含む週の3週後の金曜日』に発表される。2018年は全て第一金曜日。)
雇用統計、その前に・・・
ドルトルコリラ(USD/TRY)、最高値更新中:日足
トルコリラ円だけを見れば小康状態に見えるかもしれないが、重要な対ドルで見ると2017年11月、2018年3月末の数字を超えている。
つまり、世界的に見ればトルコリラは今まさに史上最安値を絶賛更新中。
原因は中国の報復関税やエルドアン大統領の利下げ圧力が大きいが、いずれにせよトルコ経済的に決してよろしくない状態であるということを肝に銘じておきたい。
それでは雇用統計、結果発表!
4月6日 21:30 米3月非農業部門雇用者数変化
予想+19.3万人に対し、今回+10.3万人。(前回+32.6万人)
4月6日 21:30 米3月失業率
予想4.0%に対し、今回4.1%。(前回4.1%)
4月6日 21:30 米3月平均賃金(前月比)
予想+0.2%に対し、今回+0.3%。(前回+0.1%)
うーん・・・
まず看板指標の非農業部門雇用者数は結構酷い。直近1年間では2017年9月の+1.4万人(発表当初は-3.3万人、後に修正)に次ぐ低水準。
しかし前回値が+31.3万人 → +32.6万人と微増修正。
失業率は予想より悪く、平均賃金は上回る。
差し引き、ややネガティブ、といったところだろうか。
これを受けて市場の反応
ドル円(USD/JPY)15分足
やや下、だが30分で20pips程度と、やはり動きは非常に鈍い。
ここのところ変動がない理由としては色々な見方があるが、個人的には余程の事が無い限り雇用統計が利上げペースに影響を及ぼすことはない(既に織り込まれている、もしくは出来レース)という見方が広がったのではないかな・・・と思っている。
ドルトルコリラ(USD/TRY)15分足
ドル下落により、こちらも下落。(トルコリラ高)
とは言え未だ4.03という水準。せめて4.0は割ってほしいものだが・・・。
結果、トルコリラ円(TRY/JPY)15分足
26円台で燻ってはいるが、雇用統計の結果だけ見ればトルコリラ的には嬉しい形となった。
・・・とりあえず27円回復してほしいところだが。
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