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金融庁によるFXレバレッジ規制は店頭FXのみが対象?相対的にくりっく365有利か。

9月末頃話題に挙がり、その後も噂の絶えないFXレバレッジ規制問題

本日(12月18日)金融庁からのお達しがあり、どうやら噂通り店頭FXのみが対象のようだ。

そうなると、いよいよくりっく365が有利に・・・!?

2018年6月追記:レバレッジ規制について、見送りとの報道が行われている。本記事は掲載当時(2017年12月)の情報に基づくものとしてご認識頂きたい。

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金融庁、有識者会議やるってよ

「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」の設置について -金融庁 2017年12月18日

1.趣旨

リーマンショック以降、国際的に金融規制の見直しが進展しているところであり、金融取引の清算・決済・記録を担う金融市場インフラについても、その決済リスクの管理を強化するとの観点から、国際決済銀行(BIS)及び証券監督者国際機構(IOSCO)において、金融市場インフラが準拠すべき原則、いわゆるFMI原則が定められた。当該原則は清算機関等に対し、「極端であるが現実に起こり得る市場環境において」、「広範な潜在的ストレスシナリオを十分にカバー」するだけの財務資源等を備えるよう求めており、現在、清算機関等において当該原則に基づく態勢の整備が進められている。

店頭外国為替証拠金取引(店頭FX取引)市場については、こうした国際的な金融規制の直接の対象ではないものの、本邦では足元でその年間取引規模が5000兆円程度まで拡大していることなどに鑑みると、仮に店頭FX業者が破綻すれば、顧客やカバー取引先に大きな影響があるほか、外国為替市場や金融システムにも影響を及ぼし、システミックリスクに繋がる可能性を有しており、その決済リスク管理の重要性は清算機関等と同様に高まっている。

こうした状況を踏まえ、金融資本市場におけるセーフティネットを整備する取組みの一環として、現行の決済リスクの管理が十分なものとなっているかについて検討を進めるため、「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」を設置する。

2.構成

会議の構成員は、学識経験者のほか、店頭FX取引の関係者等とし、金融庁が事務局を務める。

https://www.fsa.go.jp/news/29/singi/20171218-1.html

これでだけでは明確に10倍規制とは書かれていないが、会見などあったのだろうか。ニュース等では明記されている。(しかし店頭FX、とはしっかり書いてあるのだ・・・)

 

ニュースサイトではこんなご様子

FX取引、証拠金倍率下げ=25倍から10倍に-金融庁 -時事ドットコム 2017年12月18日

金融庁は18日、店頭外国為替証拠金取引(店頭FX取引)の証拠金倍率(レバレッジ)の上限引き下げを検討すると発表した。現行の最大25倍から10倍程度に下げる方向だ。市場が急速に拡大しており、個人投資家が為替相場の変動で大きな損失を被るリスクが高まっていると判断した。

近く有識者会議を設置し、来年夏までに報告書をまとめ、関連法令を改正する。

(元記事は削除された模様)

 

有識者会議は出来レース

穿った見方かもしれないが、この手の有識者会議なんて然るべき人を集めて適切な検討プロセスを経た形を整える証拠づくりに過ぎず、結論ありきの出来レースだと思っている。

特に解せないのが、当初は投資家保護とか何とか言ってた筈なのに、蓋を開けてみれば「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」と題されている点である。

焦点は業者の決済リスクだから取引所FX(くりっく365)は関係ないよね、と主張する為の論点すり替えでは。

店頭FX取引の関係者も構成員に含まれているようだが、議論を覆すことはあまり期待できないだろう。

 

早くて2019年から?

2018年夏までに報告書ということは、その後法整備され、施行されるのが早くて2019年1月といったところだろうか。

50倍,25倍規制はどちらも8月施行なので、2019年途中ということも充分考えられる。

 

ガタガタ言っても変わらない

さて、何で店頭だけなんだとか不満は多々あるのだが、以前にも申し上げた通り僕のスタンスは文句言っても変わらないならその環境下で出来ることを探すである。

面白くはないけど、これが決定されれば間違いなくくりっく365有利なのである。

 

レバレッジ3倍運用で必要資金約15%増。

詳細な計算については以前の記事で触れたので省略するが、現行のレバレッジ3倍で規制後もロスカットラインを維持する為には、約15%の増資が必要となる。

つまりロスカットレートを維持するには15%の資金が余計に必要ということであり、資金効率は約13%低下することになる。

これは、90円のスワップポイントが78円になるようなものである。

スワップ運用終了のお知らせとまでは言わないけど、これ結構大きいよね。

 

スワップ運用においてはくりっく365デメリット少

さて、レバレッジ規制で店頭FX終了、ようこそくりっく365へ、となるかと言うとそうでもない。

くりっく365には幾つかデメリットがあり、それ故に顧客を掴みきれていないのだ。

 

メジャー通貨のスプレッド

これは短期トレーダーにとっては最大のデメリットだろう。手数料と引き換えにタイトスプレッドを提供するくりっく365ラージでさえ、ドル円平均0.51銭である。

0.3銭原則固定、手数料無料が当たり前の時代にこれはちょっと頂けない。

対して高金利通貨はというと、トルコリラ円が4.1銭(2017年9月実績)南アランド円が0.78銭(同)メキシコペソ円が0.72銭(2017年11月実績)である。

それほど悪くない。むしろ南アランド円については最狭水準である。

 

刻み値

クロス円通貨であれば0.001円単位当たり前のこの時代において、ドル円ですら0.005円刻みである。(ラージならば0.001円)

これまた短期トレーダーには頂けないポイント。

なお、トルコリラは0.01円刻み、南アランド・メキシコペソは0.005円刻み。嬉しくはないが、スワップ運用ならば目を瞑れる範囲だろう。

 

取引単位

くりっく365の取引単位は、基本1万通貨単位。南アランド・メキシコペソなどは10万通貨単位

これはまあ許容範囲と言えなくはないが、積立などには向かないポイントである。

 

まとめると・・・

上記のポイントは短期のトレーダーには致命傷となり得るが、スワップ運用においては許容できるものである。

レバレッジ差による運用効率低下に比べれば、微々たる影響だ。

 

今のうちに口座開設を

この規制、早くて2019年からかもしれないが、必要に応じて対応する為、慣れておく為に口座を持っておいて損はないのでは?

特にトルコリラ・南アランドについては、2017年12月現在のスワップポイント付与額でも第一位。スワップ運用ならくりっく365、というのがスタンダードになるかもしれない。

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くりっく365ってナニ?店頭FXと取引所FXの違いは如何に。

 


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