トルコリラに限らず、長期保有が前提となるスワップ派にとっては自分の保有ポジションがどこでロスカットされるのか、そのルールを正確に把握しておくことは不可欠だろう。
以前の記事では僕が使用しているインヴァスト証券トライオートFXのロスカットルールについて触れたが、今日はもう一つのおすすめFX会社である外為どっとコムの外貨NEXT NEOのロスカットルールについて確認していきたい。
参考:トルコリラ、どこまで下落して大丈夫?ロスカットルールを確認しよう。
外為どっとコムについて軽く触れる。
おすすめFX会社についての記事でも選ぶべき観点を述べているが、外為どっとコムが優れている点は主に以下の四点
スワップポイントが高い
トルコリラに関して言えば、4月15日適用分で1万通貨あたり108円(正確には3倍デーなので324円)。かつ、2016年6月30日適用分までは優遇スワップが適用され1万通貨あたり115円となる。
スワップポイントのみの引き出しが可能
スワポ生活を目指すものにとっては、良いレートで買えたらそのポジションは手放したくないもの。欲しいのはスワポであって為替差益ではない。
スプレッドが狭い
原則固定7.0銭。インヴァスト証券よりちょっと広いが、優れている部類だ。長期保有前提とは言っても、資金整理やリスクでのショートポジション保有など狭いに越したことはない。
1,000通貨単位での取引が可能
ポジションを細かく分けたり、ドルコスト平均法のように買うには有利だ。
そして、ロスカットルールについて
基本的には、必要証拠金を割り込んだ時点で全ポジションが強制決済される。追証の猶予はない。
1万通貨あたりの必要証拠金
トルコリラ:16,000円
南アランド:10,000円
(レートにより若干変動、2016年4月15日現在。最新の必要証拠金はこちらから確認できる。)
トルコリラはインヴァスト証券と同水準。南アランドは倍の証拠金が必要となる。
プレアラートについて
有効比率が200%を割った(口座の評価残高が必要証拠金の200%未満になった)時点でメールでの通知。
ロスカットシミュレーション
いつもと同じ前提で、100万円の資金でトルコリラを15万通貨運用。取得レートは40円とする。
必要証拠金は15万×16,000円で240,000円。よって76万円の評価損まで許容。また、52万円の評価損でアラートメールが来る。
アラートが来るのが52万÷15万≒3.467円の下落、1トルコリラ=36.533円のタイミングだ。
そして、ロスカットされるのが76万÷15万≒5.067円の下落、1トルコリラ=34.933円のタイミングだ。
そして、これは「下落幅」で考えてよい問題なので取得レートが39円だったら、ロスカットは33.933円だと思って良い。(必要証拠金が変わらなかったらだが。)
この水準はインヴァスト証券とほぼ同じだね。ヒロセ通商は必要証拠金が高いからそうは行かないけど。
反面、それはロスカットになった時に残ってるお金が少ないということでもあるので肝に銘じておこう。
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