スワップ運用スペック比較:ヒロセ通商編。
かねてよりスワップ運用の雄と言える存在であったが、2017年に度重なるスペック改善を重ねており、総じてハイスペックなFX会社である。
そんなヒロセ通商について、取扱いスペックをまとめた。
なお、過去記事のいくつかはここにリダイレクトされている。
ポイント!
- 南アフリカランドのスワップは安定 & 高水準
- スプレッドもかなり狭い
- 南アフリカランドを運用するなら一押しのFX会社!
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取扱通貨ペア
ヒロセ通商の取扱通貨ペアは非常に多く、その数、実に50。
全て列挙すると大変なことになるので、トルコリラ・南アランド絡みだけ挙げると以下の通り。
ドルストレート・ユーロクロスを扱っている数少ないFX会社である。
トルコリラ
- トルコリラ円(TRY/JPY)
- ドルトルコリラ(USD/TRY)
- ユーロトルコリラ(EUR/TRY)
南アランド
- 南アランド円(TRY/JPY)
- ドル南アランド(USD/ZAR)
- ユーロ南アランド(EUR/ZAR)
肝心のスワップポイントについて
最新のスワップポイント付与事情については、以下の2記事を参照して頂きたい。
トルコリラ円最新スワップポイントランキング!【毎週更新】
南アランド円最新スワップポイントランキング!【毎週更新】
メキシコペソ円最新スワップポイントランキング!【毎月更新】
以前はトルコリラ115円固定キャンペーンを実施していたが、2017年1月18日を以て終了。
その後一時減少はしたが、現在は回復し高スワップを維持。
南アランドについても今は固定と謳っていないようだが、長らく15円という高水準で提供し続けている。
スワップポイントの引き出し可否について
ヒロセ通商は、スワップポイント部分のみの引き出しは可。
任意のタイミングでスワップポイントを振り返ることができ、その後は通常の証拠金同様に出金することができる。(PC版のみ)
スプレッドについて
- トルコリラ円:1.9銭原則固定(15:00~25:00)
- 南アランド円:1.0銭原則固定
- メキシコペソ円:0.4銭原則固定
トルコリラ円は時間制限こそあるものの、南アランド・メキシコペソと共に最狭水準のスプレッドである。
なお、公式サイトにはトルコリラ円の取引時間が15:00~25:00との記載があるが、その他の時間も基本的には取引可能。原則固定でレート配信をするのがこの時間、という意味のようだ。
必要証拠金について
- トルコリラ円:4%(100円未満切り上げ)
- 南アランド円:4%(100円未満切り上げ)
- メキシコペソ円:4%(100円未満切り上げ)
かつては必要証拠金が非常に高かったのだが、2017年9月から他社同水準の必要証拠金に引き下げられた。
ただし、USD/TRY、EUR/TRY、USD/ZAR、EUR/ZARの必要証拠金は8%(100円未満切り上げ)とやや高い。
ロスカットルールについて
ロスカットは、有効証拠金が必要証拠金を下回った時点で発生する。判定は数秒毎。
そして、ロスカットとなったら古いポジションから順に決済されていく。全ポジション一括決済、ではない。
ヒロセ通商の主な出来事
2017年1月18日
2015年5月より継続していたトルコリラ円スワップポイント115円固定キャンペーンが終了。
2017年2月27日
トルコリラ円の必要証拠金を6,000円/1万通貨 → 3,000円/1万通貨に引き下げ。
2017年5月22日
トルコリラ円のスプレッドを4.9銭原則固定 → 2.9銭原則固定に引き下げ。
2017年7月24日
トルコリラ円のスプレッドを2.9銭原則固定 → 1.9銭原則固定に引き下げ。
南アランド円のスプレッドを1.3銭原則固定 → 1.0銭原則固定に引き下げ。
2017年9月4日
トルコリラ円の必要証拠金を3,000円/1万通貨 → 4%(100円未満切り上げ)に引き下げ。
南アランド円の必要証拠金を8%(100円未満切り上げ) → 4%(100円未満切り上げ)に引き下げ。
まとめ
- スワップポイントは高水準、特に南アフリカランドは安定している
- トルコリラ円に時間制限はあるものの、スプレッドも最狭水準
- 必要証拠金も引き下げられ、他社と同じく4%水準に。
- ドルストレート、ユーロクロスの扱いあり。(必要証拠金は8%)
- 2017年に入り、スペックが劇的に改善
必要証拠金面など、かつてはネガティブなイメージもあったのだが、今では完全に払拭され、文句なしのハイスペック口座になったと言えるだろう。