スワップ運用の取引条件再整理、第四弾はSBIFXトレード!
スワップポイントは全体的に高水準、そして何よりも1通貨単位での取引が出来ることが最大の特徴のFX会。
そんなSBI FXトレードの取扱条件について、今回もスワップ運用目線から徹底分析!
関連記事
-
-
僕がスワップ運用において積立を勧める最大の理由
「元手が○○万円でトルコリラ始めたいんですけど、どうするのがいいですか?」 このブログのお問合せページや、TwitterのDMで時折頂く質問だ。 これに対して僕は、原資を分割して積み立てていくことをお ...
取扱通貨ペア
羅列してしまうと長くなるので避けるが、26通貨ペアの扱いがある。
いわゆる高金利通貨としては、トルコリラ円(TRY/JPY)、南アランド円(ZAR/JPY)の2ペアの取扱い。
2017年12月現在、残念ながらメキシコペソ円(MXN/JPY)の取扱はない。
最小取扱単位について
SBI FXトレードの大きな特徴、それは1通貨単位の取引ができること。
その為、ドルコスト平均法を活かした積立に非常に向いていると言える。
なお、2017年12月現在、国内FX会社で1通貨単位の取引が出来るのは、OANDA JAPANとSBI FXトレードの2社だけである。
そして、スワップ付与額としてはSBI FXトレードに軍配が挙がる。
肝心のスワップポイントについて
最新のスワップポイント付与事情については、以下の記事を参照して頂きたい。
トルコリラ円最新スワップポイントランキング!【毎週更新】
南アランド円最新スワップポイントランキング!【毎週更新】
メキシコペソ円最新スワップポイントランキング!【毎週更新】
平たく言うと、トルコリラは最高水準よりは若干遅れるが、南アランドはトップクラス、といったところ。
しかしその差を考慮しても1通貨単位でのドルコスト平均法の効果は大きく、積立においては第一選択肢となるだろう。
なお、スワップポイントの引き出しは可能。日々実現損益として証拠金に累積されるが、各ポジション毎に累計スワップポイントの確認(このポジションで合計いくらのスワップポイントが溜まったか)も可能。
スワップスプレッドについて
SBI FXトレードのスワップポイントの特徴として、スワップスプレッド(買いスワップポイントと売りスワップポイントの差)が狭く、固定されている点が挙げられる。
ドル円:1円
トルコリラ円:6円
南アランド円:1円
※1万通貨あたり
ドル円の買いスワップポイントが30円だったら、売りスワップポイントは-31円。
トルコリラ円の買いスワップポイントが100円だったら、売りスワップポイントは-106円、ということである。
高スワップ通貨を買うだけであれば恩恵は少ないのだが、売り取引を絡める場合には嬉しいポイントである。
スプレッドについて
SBI FXトレードのスプレッドは取引数量毎に定められており、1取引100万通貨までは数量に応じた原則固定、100万通貨超からは変動制となる。
累計ではあるかもしれないが、1トレードで100万通貨超というのは比較的少ないと思われるので、100万通貨以下に焦点を当てていく。
トルコリラ円:4.8銭原則固定
南アランド円:0.99銭原則固定
この2通貨ペアは、1~100万通貨まで共通で上記のスプレッドである。
トルコリラ円は最近の縮小競争に置いていかれた感もあるが、南アランド円については原則固定スプレッドの中では最狭である。
必要証拠金・ロスカットについて
必要証拠金
前営業日終了時点のレートに基き、4%。
つまり、ほぼレバレッジ25倍使える認識で問題ないだろう。
追証は翌営業日クローズ30分前まで
各営業日クローズ時点(06:30、夏時間は05:30)で必要証拠金不足が発生していた場合、翌営業日クローズ30分前(06:00、夏時間は05:00)までに解消する必要がある。
解消できなかった場合、全ポジションが強制決済される。
証拠金維持率50%未満でロスカット
証拠金維持率が50%を下回ると、その時点で全ポジションが強制決済される。
※通貨ペア別に判定を行う方法も存在する。
積立FXというサービスも
SBI FXが提供しているもう一つのサービスに、積立FXというものがある。
入金しておけば所定の日に選択したレバレッジで1通貨単位での買付を行い、自動的にドルコスト平均法による分散購入が出来ちゃうよ!というもの。
購入数量を計算する手間もなければ、注文を入れる手間もない。最初に選択したら、あとは基本的に入金以外の作業が必要ないという素晴らしいサービスだ。
一言で言うと、めんどくさがり屋さん向け。
購入タイミングは毎日・毎週・毎月
毎日:毎営業日11:30
毎週:毎週水曜日11:30
毎月:毎月28日11:30
※水曜・28日が営業日でない場合、翌営業日。
取扱通貨ペアは9ペア
積立FXでの取扱通貨ペアは、9ペア。
通常のFXよりも少ないが、トルコリラ円・南アランド円は扱いがある。
レバレッジは2倍まで
自動買付におけるレバレッジは、1・2・3倍から選択できるのだが、残念ながらトルコリラ円・南アランド円のレバレッジは1倍・2倍のどちらかしか選択ができない。
例えば毎月1万円・レバレッジ2倍で自動積立をし、その際のレートが1トルコリラ = 30円だった場合・・・
買付数量 = 1万円 × レバレッジ2倍 ÷ 30 ≒ 667通貨
となる。
スプレッドは広め
トルコリラ円:40銭
南アランド円:5銭
通常のFXの感覚で臨むと、かなり広く感じる。
トルコリラ毎月・1万円・2倍の場合、約267円/月の手数料。自動買付の手数料として割り切るか、高いと感じて手動で買うかは考え方次第。
まとめ
1通貨単位の取引で積立には絶大な効果!
スワップポイントも納得の高水準!
全体的にハイスペック、万人におすすめのFX会社。
積立FXはものぐささん向け。
高金利通貨はリスクも高いだけに、急落が起きてもダメージを軽減できる積立を強くおすすめする。
これからスワップ運用始めるよという方は、もしまとまった資金を用意できるとしても10~20分割して積立風に購入していくと、大幅にリスクを減らすことが出来る。
(例えば100万円あるなら、毎月5~10万円分づつ×レバレッジ2~5倍程度に分散してポジション建て)
ちなみに、僕自身も毎月6万円(トルコリラ・南アランド・メキシコペソ各2万円)の積立をしている。(メキシコペソは取扱がない為他社だが。)
ドルコスト平均法によるトルコリラ&南アランド積立開始!