8月3日16:00に発表されたトルコ7月のインフレ率(消費者物価指数及び生産者物価指数)。
クーデター後、特に2016年10月頃からインフレが加速する中、先月の消費者物価指数は久々に前月比マイナスという改善を見せた。
2017年6月のトルコ生産者・消費者物価指数。ついにインフレ前月比マイナス!
そんな中、2ヶ月連続のインフレ改善に期待が掛かる訳だが・・・?
結果発表
8月3日 16:00 トルコ7月消費者物価指数(前月比)
予想+0.15%に対し、今回+0.15%。(前回-0.27%)
8月3日 16:00 トルコ7月消費者物価指数(前年比)
予想+9.90%に対し、今回+9.79%。(前回+10.9%)
8月3日 16:00 トルコ7月消費者物価指数コア(前年比)
予想+9.05%に対し、今回+9.60%。(前回+9.20%)
消費者物価指数はまずまず。
残念ながら2ヶ月連続のインフレ改善とは行かなかったが、概ね予想に近い着地。
消費者物価指数全体に対しコアが予想よりも高くついているということは、エネルギー・生鮮食品価格は予想よりも落ち着いていたことになる。
(とはいえ、それでも年間上昇率はコアの方がまだ低いのだが。)
※コア指数には、季節や季候その他要因での上下が激しいエネルギー価格及び生鮮食品価格を含まない。
8月3日 16:00 トルコ7月生産者物価指数(前月比)
予想+0.12%に対し、今回+0.72%。(前回+%)
8月3日 16:00 トルコ7月生産者物価指数(前年比)
予想+14.02%に対し、今回+15.45%。(前回+14.87%)
一方、生産者物価指数は予想よりもかなり悪い数字に。
生産者物価指数+15.45%ということは、去年10,000円で造ったり仕入れたりしていたものが今年は11,545円になるということだ。
対して消費者物価指数は+9%台。その分生産者の利益が減る、賃金が下がる、更に消費が縮む、という悪循環に陥るリスクがある。
これを受けてトルコリラ
ドルトルコリラ(USD/TRY)15分足
案の定、トルコリラ売りで反応!
指標で動いた分は22時に全戻ししてはいるが、昨日からの流れではじわりトルコリラ安。
ドルが弱い中トルコリラも弱いというグズグズムード。何とかして欲しい。
ドル円(USD/JPY)15分足
引き続き110円台での方向感のない動き。
これは僕の戯言だが、ドル円108円説だ100円説だ出てきたあたり、そろそろ(といっても数週間?)ドル安一服するのでは?という気がしている。本当の暴落は予期せぬ時に。急落論が出た頃が潮時、が持論。
トルコリラ円(TRY/JPY)15分足
結果トルコリラ円もじわりと下落。
特に21時頃には31.1円付近まで下落。ここらで31.3円台あたりまで戻せるかがポイントか?
先日開始したトルコリラ買い下がり、速攻買い増しになったらそれはそれで美味しいのだが、複雑。
明日は雇用統計!
先日のFOMCによると、どうにもFRBは9月にバランスシート縮小着手を示唆している模様。
そうすると9月FOMCで利上げ&バランスシート縮小着手のダブル発表なのか、それとも利上げは後回しになるのか・・・
明日の雇用統計はそれを占う要素となる、かも。
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