先週のトルコ中銀の会合では期待外れの金利据え置きとなり、トルコリラは23円を割り込んでしまった。
そのまま回復することなく週末を迎え、本日は7月のトルコ経済信託指数が発表!
ここ数ヶ月の傾向からすると月末はちょっと上昇してくれる流れが来ているのだが、果たしてどうなる・・・!?
指標結果発表!
7月30日 16:00 トルコ7月経済信託指数
予想89.7に対し、今回92.2。(前回90.4)
予想は超えた!
そして5ヶ月連続で悪化していた指標が反転。
・・・が、そもそもが100以下だとマイナス成長予想を意味する指標なので、絶対値が微妙・・・。
対米関係の緊張続く
その裏では、トルコ・アメリカの緊張が続いている。
その原因は、2016年クーデター未遂関与の疑いで拘束されているアメリカのアンドリュー・ブランソン牧師。
ここまでの経緯は・・・
- 2016年のクーデター未遂を受け、アメリカ人牧師が関与の疑いで拘束
- その後も拘束続く
- 2018年7月18日に裁判所が拘束継続を決定
- トランプ大統領が批判声明
- 7月25日、拘束から自宅軟禁へ
- 7月26日(深夜)トランプ大統領、「牧師を釈放しなければ大型制裁」と警告
- 7月27日、チャブシ「オール外相が「何者の脅迫も容認しない」と反発
トランプ氏、トルコへの大規模制裁を示唆 米国人牧師の解放求め -CNN 2018年7月27日
米国のトランプ大統領は26日、トルコで米国人の牧師が自宅軟禁下に置かれている問題をめぐり、トルコに対し、牧師を解放しなければ「大がかりな制裁」を科す考えを示した。
トランプ大統領はツイッターで、ノースカロライナ州出身のアンドルー・ブランソン牧師が長期にわたりトルコ国内で自由を制限されていることに言及し、トルコに対して「大がかりな制裁を科すことになるだろう」と威嚇した。ブランソン牧師は潔白な人物であり「即刻、解放されなければならない」とも付け加えた。
トルコ政府は2016年、クーデター未遂への対応としてジャーナリストや学者、キリスト教徒らへの取り締まりを強化。ブランソン牧師は同年に逮捕され、今月25日になって自宅軟禁へと移されていた。
トランプ氏のツイートに先立ち、ペンス副大統領も国務省での会合でブランソン牧師について「収監こそされていないが、依然として自由ではない」と強調。帰国に向けた措置をトルコが早急に取らないのであれば「米国は重い制裁を科す」と明言した。
トランプ政権はこれまでにもトルコ側に対し、ブランソン牧師に関する問題提起を行ってきたが、26日に発せられた脅迫とも取れるメッセージは、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国である両国の関係が急速に冷え込んでいる現状を示しているともいえる。
トルコのチャブシオール外相は同日、自身のツイッターに「我々はいかなる相手からの脅迫も決して受け入れない。法の支配は万人に適用されるもので例外はない」と投稿し、制裁を示唆する米国を牽制(けんせい)した。
こんな流れで、対米関係の緊張は未だ解れていない。
これらを受けてトルコリラ
(参考)ドル円(USD/JPY)15分足
参考として、ドル円は111円付近で大きな動きなし。
ドルトルコリラ(USD/TRY)15分足
ドルトルコリラトルコリラは再び上昇(トルコリラ安)し、一時再び4.9を超える水準に。
今のところ反発してくれたのが救いだが、この辺りを耐えられるかは本当に重要である・・・
5.0超えたら次は5.2という見方も出てきている。
その時ドル=110円ならば、トルコリラは21.15円。とりあえず20円は割らない計算になるが・・・そもそも5.0超えないで欲しい。
トルコリラ円(TRY/JPY)15分足
結果、トルコリラ円は下落。
一時23円回復が期待できそうな勢いだったが、随分遠のいてしまった。
トルコは明日も指標を控え、週末には再びインフレ率が待ち構えているので中々気が抜けない。
最新のスワップポイントランキングをチェック!
トルコリラ円
-
-
トルコリラ円(TRY/JPY)最新スワップポイントランキング|スワポが最も高いのは?
>ランキングまでジャンプ< 高いスワップポイントが魅力の、トルコリラ。 高金利通貨の中でも特に高い政策金利 & スワップポイントが人気の通貨である。 せっかく運用す ...
続きを見る
南アフリカランド円
-
-
南アフリカランド円(ZAR/JPY)最新スワップポイントランキング|スワポが最も高いのは?
>ランキングまでジャンプ< 高いスワップポイントが魅力の、南アフリカランド。 トルコリラよりも落ち着いた値動きなのが魅力である。 そんな南アフリカランド、せっかく運用するな ...
続きを見る
メキシコペソ円
-
-
メキシコペソ円(MXN/JPY)最新スワップポイントランキング|スワポが最も高いのは?
>ランキングまでジャンプ< 高いスワップポイントが魅力の、メキシコペソ。 南アフリカランドよりもちょっとスワップポイントが高く、トルコリラよりも値動きが落ち着いている割とい ...
続きを見る