トルコリラを始めとした高金利が魅力の『スワップポイント運用』。
しかし、いきなり外貨運用・FXとか言われてもハードルが高いと感じるのではないだろうか。
でも実際にやってみれば意外と簡単。
この記事では
- 『やってみたいけどやり方が分からない』
- 『今までFXなんてやったことない』
という方に向けて、スワップ運用の始め方を一から解説していきたいと思う。
そもそもトルコリラ(高金利通貨)って何?という方はこちらの記事を読んでほしい。
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スワップポイントを受け取るまでの流れ
トルコリラなどの通貨を運用し、スワップポイントを得るまでの全体像は以下の通り。
- FX会社の口座を開設する
- 資金を入金する(1万円~)
- ポジションを建てる(通貨を買う)
この記事では、その前の事前準備(必要なものの確認)から順番に開設していく。
なお、FX会社の口座開設には2日~1週間程度要する。
スワップポイント運用に必要なもの
- PCまたはスマホ
- 本人確認書類
- 銀行口座
- ネットバンク(あるとスムーズ)
- 運用資金(1万円~)
- FX会社の口座
スワップポイントを運用するにはこの辺りがあればOK。
以下、それぞれについて解説していく。
全部揃ってるよ!という方は次の章まで飛ばして頂きたい。
PCまたはスマホ(取引端末)
取引の為の端末として。
今は多くのFX会社がスマホで口座開設から取引まで完結できるため、基本的にはスマホ一台あれば問題ない。
※5年以上前の機種とかだとOSバージョン的に厳しい。
※ガラケーはFX会社を選べば可能。
なお、書面での口座開設・電話注文に対応したFX会社も存在する。
・・・が、手数料面や注文可能時間などを考えると、あまり現実的ではない。
(1回の取引で手数料が1,000円くらい掛かったり、深夜の注文ができなかったりする。)
本人確認書類
国内のFX会社を利用するには、運転免許証などの本人確認書類が必要。
- マイナンバーカードがあれば大抵1枚でOK
- 運転免許証+マイナンバー通知カードでもOK
- 顔写真付きの本人確認書類がない場合、2種必要なことも(健康保険証+住民票など)
最近はほとんどのFX会社でマイナンバー確認書類の提出が必要になっている。
銀行口座
FX会社に入金したお金を引き出すには、銀行口座の登録が必要。
- 口座開設時に銀行口座の登録が必須なFX会社
- 出金する時に登録されていればよいFX会社
上記の2パターンがあるが、基本的にはFXを始める時点で銀行口座があった方が良い。
(もっとも、口座を一つも持ってない人は少ないと思うが・・・。)
入金時のネットバンクの扱いについては次の項目で。
ネットバンク(あると便利)
FXの口座に入金するには、主に2通りの方法がある。
- 振込入金
- クイック入金
このうちクイック入金はFX会社と銀行が提携したサービスで、ネット上で・即時に・手数料無料で入金ができるのが特徴。
僕はクイック入金以外を使ったことがない程に便利。
三メガバンク(MUFJ・三井住友・みずほ)、りそな、ゆうちょ辺りならば概ね対応している。
ジャパンネット銀行、住信SBI、楽天銀行などの大手ネットバンクも大体カバー範囲。
これらのネットバンクを保有していない場合、専用の口座に振り込みをして入金することになる。
- 手数料はこちらの負担
- 反映まで時間が掛かる(夜間・土日だと翌営業日)
こういったデメリットがあるため、基本的にはネットバンクを推奨。
また、銀行窓口や一部のATMならば口座がなくても振込ができるが、FX会社の口座から引き出す場合には銀行口座必須なので注意。
運用資金
これはお財布に応じて・・・という話なのだが、FX会社の取引単位によっても異なってくる。
1,000通貨(1,000トルコリラ)単位で取引が行えるFX会社もあれば、1万通貨(1万トルコリラ)単位でしか取引が行えないFX会社もある。
1万トルコリラというと、約20万円相当。(1トルコリラ≒20円 × 1万)
レバレッジを使えば1万円以下で取引自体は可能なのだが、現実的には10万円くらいが目安になってくる。
- 1通貨単位:10円~(SBI FXトレード)
- 100通貨単位:1,000円~(マネーパートナーズ)
- 1,000通貨単位:1万円~(みんなのFXなど)
- 1万通貨単位:10万円~(GMOクリック証券など)
取引単位と運用資金の目安をまとめるとこんな感じ。
上記はあくまで最低資金であり、多い分には何ら問題ない。例えば、マネーパートナーズで100万円を運用しても全然OK。
FX会社の口座
銀行にお金を預けるには銀行口座が必要なように、FXの取引をするにはFX会社の口座が必要だ。
じゃあどのFX会社が良いかと言うと、基本的にはスワップポイントが高いFX会社が有利ということになる。
スワップポイントは日々変動するので一概には言えないのだが、みんなのFXはかなり安定して高スワップを提供している。
トルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソ、いずれも高水準なので、まずはここから始めるのがおすすめ。
最新のスワップポイントランキングは以下の記事も参考に。
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おさらい:トルコリラの運用に必要なもの
- PCまたはスマホ
- 銀行口座
- ネットバンク(あるとスムーズ)
- 運用資金(1万円~)
- FX会社の口座
このうち、『PCまたはスマホ・銀行口座・ネットバンク・運用資金』については既に保有している前提で進めていく。
スワップポイント運用を始めるまでのステップ
さて、ここからが本題。
繰返しになるが、ここからトルコリラなどの運用を開始する為には・・・
- FX会社の口座を開設
- FX口座に入金
- ポジションを建てる(トルコリラを買う)
というステップを踏んでいくことになる。
FX会社の口座を開設
FX口座の開設はさほど難しくない。
- 重要事項説明などの交付・確認
- 住所・氏名・勤務先などの入力
- 投資経験・資産状態の入力
- 本人確認書類(免許証など)の提出
およそこのような流れで、慣れていれば10分程度、初めてでも20~30分あれば完了する。
最近はスマホで免許証などを撮影してそのまま提出できるFX会社も多いので、持ち歩いていれば出先のカフェでも開設できるほどに手軽。
投資経験や資産状態を入力するのは、ギャンブルではなく適正な投資を促すため。
投資経験が少ないから審査に落ちるなんてことはないので、安心して正直に入力して頂きたい。
正常に入力できると、数日~1週間程度でID・パスワードが記載された郵便が送られてくる。
多くが簡易書留なので、対面での受領が必要。(これで住所の確認も兼ねている。)
FX口座に入金
さて、ID・パスワードが届いたらマイページにログインできるようになる。
各社の公式サイト・アプリなどからログイン可能。
その後、
- 振込による入金
- クイック入金
を選択することになる。
対応している金融機関のネットバンクを利用しているならば、クイック入金が手軽でおすすめ
ポジションを建てる(トルコリラを買う)
例として『みんなのFX』のスマホアプリの画面で解説するが、ほとんどのFX会社は同じような操作である。
まずは『レート』の画面から、取引したい通貨(今回はトルコリラ円:TRY/JPY)をタップする。
(みんなのFXの場合、タップした時点でログインしている必要あり。)
そうするとこのような取引画面になる。
そのまま注文をしたい場合は、『数量』を入力して『買(Ask)』ボタンをタップする。
(数量は『Lot表記』のFX会社と『○万通貨表記』のFX会社がある。みんなのFXにおけるトルコリラ円の1Lot=1万通貨。FX会社によっては1Lot=1,000通貨の場合もあるので、要確認。)
『買(Ask)』ボタンをタップすると、このような確認画面になる。
注文する通貨や数量、買いか売りか、などを確認したら緑色の『注文実行』ボタンをタップ。
すると注文が発注され、取引時間内であればすぐに約定(注文が成立)する。
そうしたらトルコリラを保有している状態になるので、保有数量に応じたスワップポイントが日々得られるようになる。
※国内外の祝日などの関係で付与されない(他の日にまとめて付与される)こともある。
指定した値段で注文(指値注文)したい場合・・・
先程の注文方法は、現在のレート(値段)でそのまま買う『成行』という注文方法。
『もうちょっと下がる気がするから、○○円になったら買いたいな~~』
という場合には、『指値注文』を活用すると良い。
上側の帯から『指値・逆指値』を選択すると、数量の他に『注文価格』というボックスが表示される。
ここに『いくらになったら買いたいか』を入力する。
『今より安くなったら買う』こともできるし『今より高くなったら買う』ことも可能。
現在のレートからあまりにかけ離れた値段を入力すると、注文はされるがその値段に届かず、ずっと成立しないまま・・・なんてこともあるので注意。
その他の注文
成行、指値・逆指値以外の注文について簡単に説明すると以下の通り。
- OCO:今の値段よりも安いレートと高いレートを二つ指定し、どちらかになったら注文する(例:20円または22円になったら買う)
- IFD:注文価格を指定し、かつ『いくらになったら決済』という注文も入れておく(例:20円になったら買い、その後22円になったら決済する)
- IFO:注文価格を指定し、かつ『そこよりも高いレートと安いレートどちらかになったら決済』という注文も入れておく(例:20円になったら買い、その後18円または22円になったら決済する)
最初はあまり考えなくても問題ない。
まとめ
- 口座を開設して
- 入金して
- ポジションを建てる!
あとは、ロスカットにならない限りスワップポイントが入り続ける。
以上を参考に、快適なスワップ生活を送って頂けると幸い。
まずは『みんなのFX』から
FX会社は数多くあるが、この1年間最も安定したスワップポイントを提供していたのは『みんなのFX』だろう。
トルコリラだけでなく南アフリカランド・メキシコペソのスワップポイントも最高水準で、とりあえずスワップ運用するなら抑えておくべきFX会社だと言える
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