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トルコ中銀、事実上の緊急利上げを行うが効果は薄く。トルコリラ28円死守できるか。

投稿日:2017年11月22日 更新日:

トルコリラの下落に歯止めが掛からない中、昨晩トルコ中銀が事実上の緊急利上げを行った。

複雑なトルコ政策金利について簡単なおさらいをしつつ、今回の対策について見て行きたい。

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その前にトルコ政策金利についておさらい

通常政策金利と言えば一つの数字を指標とするのだが、トルコの政策金利はコリドー制と呼ばれる制度を取っており、以下の三つの金利から成り立っている。

翌日物貸出金利:事実上の上限金利
一週間物レポ金利:主要政策金利
翌日物借入金利:事実上の下限金利

物凄く雑に言ってしまうと、主要政策金利である一週間物レポ金利を軸に、市場金利を上限金利~下限金利の間に収めなさいよということ。

世間一般に『トルコの政策金利』と言えば一週間物レポ金利のことを指すのだが、市場金利の実態は長らく翌日物貸出金利、つまり上限付近を推移していた。

ところが2017年1月、トルコリラが急落すると、トルコ中銀はこの枠を超えて市場金利を引き上げる方向に誘導した。

これが後期流動性貸出金利と呼ばれるものであり、本来は金融機関が緊急の資金調達用に定められたものである。

つまり第四の政策金利を発動させることによって、表向きの政策金利を引き上げることなく実質の利上げを行ったのだ。

その後も後期流動性貸出金利は何度か引き上げられ、表向きの政策金利は8.0%ながら事実上の市場金利は12.5%(2017年11月現在)という少々不思議な状況が生まれた。

エルドアン大統領の利下げ圧力がある中、苦肉のインフレ対策なのだろう。

こうなると、政策金利って一体何の為にあるのか若干疑問も沸いてくる。

なお、このコリドー制についてはいずれ一本化を検討しているようだが・・・現状四本化してしまっているので、一体どうなるやら。

 

要約

表向きの一週間物レポ金利と、実態の後期流動性貸出金利がそれぞれ存在する、というところを押さえて頂ければと思う。

 

今回の中銀の対策

トルコ・リラが最安値更新、中銀が緊急対応-資金調達コスト引き上げ -ブルームバーグ 2017年11月22日

21日の外国為替市場でトルコ・リラがドルに対して過去最安値を更新。中央銀行は下落に歯止めをかけるため事実上の利上げで対応した。

リラは一時1.2%安の1ドル=3.9776リラとなった。中銀は後期流動性ウィンドウ以外の資金供給を停止すると発表。これで資金調達コストの加重平均は0.25ポイント上昇する。リラはイスタンブール時間午前11時5分現在、0.9%安の3.9632リラに持ち直している。

ただ、ブルーベイ・アセット・マネジメントのストラテジスト、ティモシー・アッシュ氏は「25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で違いが生じるとでも言うのか」とリラ防衛効果に懐疑的だ。

中銀はエルドアン大統領の圧力にさらされ、インフレ高進にもかかわらず5月以来金利を据え置いている。次回の政策決定会合はまだ数週間先のため、臨時会合の可能性があるとアッシュ氏は指摘した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-21/OZRJ8S6K50XS01

※後期流動性ウィンドウ = 後期流動性貸出金利

つまり、後期流動性貸出金利以外認めないよと。

今までは強めに誘導されていた状態なので若干の揺らぎがあったのだが、今回の対策により事実上の一本化。

平均して0.25ポイントの利上げ効果があるという話だが・・・1月の介入時には翌日物貸出金利9.25% → 後期流動性貸出金利11%へ実質1.75ポイントの利上げを行ったことを考えると、ちょっと弱いと言わざるを得ない。

エルドアン大統領に対し、一週間物レポ金利は上げてないからオッケー、みたいな言い訳が通じるなら、いっそ後期流動性貸出金利を15%くらいまで上げてしまうべきでは・・・

もしくは『一回ガツンと上げてインフレ落として、その後利下げするからちょっと1年我慢して』みたいなコンセンサスでも得られればいいのだろうが。

臨時会合なのか12月14日まで引っ張るのかは見通しが不明だが、一時的な利上げは必要な状況だろう。

昨今の下落要因の一つには中銀の独立性への疑問視も含まれているので、ここで利上げすることによって利上げによる資金の流入 + インフレ改善への期待 + 大統領の圧力に屈しない強い中銀アピールというトリプル効果があるかと思うのだが、どうだろうトルコ中銀さん、前向きに検討を。

 

これを受けて?トルコリラ

ドルトルコリラ(USD/TRY)15分足

ドルトルコリラ15分足

やはり今回の件では力不足

何とか4.0に行かずに踏みとどまってはいるが、大きく動かすには後期流動性貸出金利の引き上げが急務だろう。

 

参考:ドル円(USD/JPY)15分足

ドル円15分足

こちらは再び112円へ。

ドルトルコリラが横這いでも、こちらが下落すると(円高)それはそれで頂けない。

 

結果、トルコリラ円(TRY/JPY)15分足

トルコリラ円15分足

28円台で踏みとどまる・・・!

ここを割れると、対円・対ドル共にストップを巻き込みながら走る(トルコリラ安進行)またはスプレッドが拡大、10月9日の下落時のようなことが再び起こる可能性もあるので、くれぐれも資金管理には余裕を。

28円で一度反発して、ダブルボトムでも形成してくれると有難いのだが・・・。

 

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