トルコリラ-ニュース

マネーロンダリング関与とギュレン師引き渡し賄賂。トルコ2つの疑惑まとめ。

投稿日:2017年11月13日 更新日:

10月9日の米との相互ビザ発給停止を起因とする急落以来、低迷を続けているトルコリラ。

そんなトルコリラが今抱えている問題、イランのマネーロンダリングへの関与疑惑と、ギュレン師引き渡しを巡る賄賂疑惑について少し整理してみた。

なお、これは昨日今日に出てきた問題ではなく、先月末頃から報じられているものであり、週明けいきなり窓が・・・という話にはならないなのでその点はお見知り置きを。

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イラン・マネーロンダリング関与疑惑

事の発端は、2016年3月に米・マイアミでレザ・ザラブ容疑者が逮捕されたこと。

この人物はイラン出身ながらエルドアン大統領の信頼を得、欧米からの経済制裁下にあったイランに対しトルコを通じて外貨・金の提供(マネーロンダリング・密輸)を行った。

このマネーロンダリングと密輸は2000億ドル(約20兆円)とも4000億ドル(約40兆円)とも言われ、個人の力を遥かに超えている。

それを可能にしたのはトルコ高官の関与と言われる中、逮捕されたザラブ容疑者の録音音声の中に、エルドアン大統領の名前が出てきた、と。

つまり、イランへの資金提供にエルドアン大統領が関与していたとの疑惑が持たれている。

そして、この件で既にトルコ元官僚を含む9人に有罪判決が下されている。

ここまでが、概ね事実らしきところ。

 

懸念される事態

さて、ここからは推測を含む話。

ザラブ容疑者がエルドアン大統領の名前を口にしたというところまでは事実らしいが、その関与が事実かはまだ不明である。

希望的観測として、一部高官の関与のみというところに着地するストーリー。それにしても政治不安としてトルコリラ・トルコ経済への打撃はあるだろう。

悲観的観測としてはエルドアン大統領の関与が事実、経済制裁等が課される。

本当に最悪のストーリーは、これによって大統領が罷免、米国により逮捕・送致されるという流れ。(大統領職に就いている間は、米国が逮捕することはできない。)

間を取って、真相不明で闇の中へ。。。なんて辺りで落ち着いてほしい

 

ギュレン師引き渡しを巡る賄賂疑惑

フリン前米大統領補佐官とトルコ高官の間で、1500万ドルの賄賂でギュレン師の国外退去工作を行う計画が協議されたという疑惑。

このフリン前米大統領補佐官というのは、いわゆるロシア疑惑に関与したとして捜査を受けていたのだが、ロシア疑惑を捜査していたらトルコの疑惑が固まったという話。

フリン氏追訴に充分な証拠が揃ったが、エルドアン大統領の関与はまだはっきりしていないというのが現時点での情報。

なお、ギュレン師の国外退去は成されていないので1500万ドルの成功報酬は支払われていないが、契約当初に50万ドルが支払われたと噂されている。

影響は大小あれど、概ねザラブ氏の件と同じ方向だろう。

※ギュレン師:トルコが2016年7月クーデター未遂の首謀者だと主張している人物。アメリカ証拠がないとして、引き渡しに応じていない。

 

追記:駐ワシントントルコ大使館は疑惑を否定

この問題に対し、駐ワシントンのトルコ大使館は法の支配以外の方法に出ることは全て根拠のない全くの嘘であると否定する声明を出している。

 

トルコリラは最安値圏

今、トルコリラは対ドル・対円共に2017年1月以来の史上最安値圏にある。

これらの問題が悪い方向に倒れれば、更に底をる可能性も充分にあり得る。

一度両建てするも一つ、底を買い増すも一つ。

 

ドルトルコリラ(USD/TRY)日足

ここ数日は米法人税引き下げの延期を巡りドルが軟調なことを受けて踏みとどまってはいるが、疑惑が悪い方向に傾けば当然4.0を目指してくるだろう。

その先は何もストップの無いエリアなので、心理的節目くらいしか歯止めが利かない恐れがある。

 

トルコリラ円(TRY/JPY)日足

こちらも同様に最安値圏。

ここで底打つに越したことはないが、最安値更新を覚悟しておいた方がいいだろう。

ドル円次第という節もあるが、ドル112円として

ドルトルコリラ4.0だと28.250円
ドルトルコリラ4.5なら24.888円
ドルトルコリラ5.0なら22.400円

である。個人的には、この辺までは付き合える領域。この先は・・・。

回復を切に希望。

 

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