昨日から、対米関係の悪化を巡り下落が止まらないトルコリラ。
ここまでの流れとしては、2016年クーデター未遂で拘束された米国人牧師の身柄を巡って対米関係が悪化、それに関する制裁・報復で緊張が高まっている状態。
経緯は以下二つの記事も参照。
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牧師の身柄を巡る米制裁でトルコリラ21円台に突入!【史上最安値更新】
米トルコの緊張関係が高まり、上値が重い原因となっていた米国人牧師の拘束問題。 本日、アメリカからの制裁が課され、それを悲観してトルコリラは急落・・・! 市場最安値を更新、21円台に突入する状況となった ...
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トルコ、対抗措置で更に対米関係不安!史上最安値絶賛更新中!
先日、ブランソン牧師の身柄を巡る問題でアメリカからの制裁が科され、対米関係の不安からトルコリラが下落。 詳細:牧師の身柄を巡る米制裁でトルコリラ21円台に突入!【史上最安値更新】 その後 ...
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その後も下落は止まらず、本日未明トルコリラはついに20円台に突入・・・!
どうなる、トルコリラ。
中銀の介入も虚しく
トルコ中銀、外貨準備率の上限引き下げ リラ下落阻止・流動性供給へ -ロイター 2018年8月7日
トルコ中央銀行は6日、市中銀行が中銀に預け入れる外貨準備率の上限を45%から40%に引き下げる方針を発表した。
6日の取引でリラが対ドルで過去最安値を更新する中、金融システムに22億ドルの流動性を供給することが目的と説明した。
事実上の外貨売り・トルコリラ介入。
これで下落にブレーキが掛かるかと思いきや全くそんなことはなく、むしろこの状況下でも利上げをせず、この程度しかやらないのかという失望感が広まる原因になってしまった。
先日の金利据え置きが2週間遅れでボディブローのように響いている・・・!
海外からの資金確保に影?
同時に、今回の対米関係の悪化で米上院が世界銀行や欧州復興開発銀行に対しトルコへ今後の融資を差し止めるよう求めたとも伝わっている。
これが事実で、かつ実施されるのであればトルコにとっては外貨確保手段が一つ失われることになる。
これを受けてトルコリラ・・・!!
ドルトルコリラ(USD/TRY)5分足
昨夜遅くからじわじわと上がり続け、日本時間の未明に急騰!
一時5.4超の水準まで上昇した。
いよいよ5.5辺りが視野に入ってくる水準である・・・。
トルコリラ円(TRY/JPY)
一時最安値で20.4円台を付けるまでの下落を見せた・・・!
執筆中、07:30現在では再び21円台に戻しているが、暫くは目を離せない状況が続きそうだ。
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