早いもので2017年も今日で終わり、僕のトルコリラとの付き合いも丸2年が経過したことになる。
毎月振り返り記事を作成しているが、年間を通しての大きなイベントをチェックしていこう。
2017年1月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年1月を振り返る。
トルコリラスワップポイント運用、その実態。2017年1月版。 首相辞任やらクーデターやら大きな事件があった訳ではないのだが、トランプ氏当選からのドル高や金利差で溜まった歪みが色んな形で発現し、久々?に ...
大きなイベントとしては、トランプ大統領の就任によるトランプラリーの始まり、ドル高・新興国通貨安に。
トルコリラは2016年7月のクーデター未遂からの急落が加速、とうとう史上初の20円台に。
これに対しトルコ中銀は上限金利(翌日物貸出金利)のみ引き上げた後、市場金利を後期流動性貸出金利(当時11.0%)まで誘導するという介入を実施。
2017年2月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年2月を振り返る。
トルコリラスワップポイント運用、その実態2017年2月版。 1月の急落から一服し、テロもなく平和。政策金利の発表もなく、正直あまり書くことがない。 過去の運用実態は以下を参照頂きたい。 ...
・・・実はこれといって目立った出来事がなかった。
1月の介入効果があり、じわじわと上昇した月。
2017年3月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年3月を振り返る。
トルコリラスワップポイント運用、その実態2017年3月版。 インフレは懸念があるものの、堅調な指標が続き経済の回復期待を感じるが国民投票を控えて市場は様子見ムード。 個人的には運用口座を変更してレバレ ...
3月の出来事はEU、特にドイツとの対立が顕在化したことが挙げられる。
背景には9月の独総選挙に向けたパフォーマンス的部分もあったのだが、トルコリラは巻き込まれて下落。
また、トルコは1月に続き後期流動性貸出金利を引き上げ。(11.0% → 11.75%)
2017年4月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年4月を振り返る。
トルコリラスワップポイント運用、その実態2017年4月版。 無事国民投票を終え、ついに反転しつつあるトルコリラ。そんな激動?の4月を振り返る。 過去の運用実態は以下を参照頂きたい。 カテ ...
この月は、憲法改正を巡る国民投票が実施。
前評判では大差だったのだが、想像以上の接戦となり僅差での賛成派勝利となった。この結果、2019年の総選挙後に種々の憲法改正案が実施されることが決定。
懸念されていたイベントの通過により、月末からトルコリラは急上昇。
また、3月に引き続き後期流動性貸出金利が引き上げ、11.75% → 12.25%となった。
2017年5月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年5月を振り返る。
トルコリラスワップ運用、その実態2017年5月版。 新たに2社がトルコリラ円の取扱いを開始し、それに伴うスワップポイント・スプレッド競争が激アツな月であった。 一方、トルコリラ自体はというと4月の勢い ...
4月の国民投票を終え、序盤は勢いよく上昇。
出来事としてはトルコ国内よりも、ロシア疑惑などのトランプリスクが再燃したことの影響が大きく、一時急落。
マネーパートナーズ、GMOクリック証券がトルコリラの取扱を開始、各社の取扱スペック競争が起こったことが印象的。
政策金利の発表はなし。
2017年6月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年6月を振り返る。
トルコリラスワップ運用、その実態2017年6月版。 4月・5月ほどの激動感はなかったが、値動き的にはドルトルコリラ(USD/TRY)3.50、トルコリラ円(TRY/JPY)32円を目指す重要な位置。 ...
各国選挙が重なったり、中東ではカタール断交問題が起きたり周辺では色々あったが、トルコ自体は特に大きなイベントがなかった。
政策金利も据え置き。
2017年7月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年7月を振り返る。
トルコリラスワップ運用、その実態2017年7月版。 ・・・というよりは、最近半ばトルコリラ2017年7月まとめみたいな感じである。 月初のポジション トルコリラ円ロング 10万通貨(29.500円) ...
エルドアン大統領の利下げ圧力という話が再燃してきたのだが、政策金利はしっかり据え置き。
また、FX会社各社のスペック改善競争が再び加速した月でもある。
2017年8月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年8月を振り返る。
毎月恒例、トルコリラスワップ運用、その実態2017年8月版。 もとい、トルコリラ2017年8月まとめ。 月初のポジション トルコリラ円ロング 10万通貨(29.500円) ドル円ショート なし 時価評 ...
この月もトルコどうこうではなく、北朝鮮のミサイル問題、米政策の不透明感にかき回された月だった。
政策金利は発表なし。
2017年9月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年9月を振り返る。
毎月恒例、トルコリラスワップ運用、その実態2017年9月版。 北朝鮮リスク → クルド独立投票リスクへの警戒から、全体的に低調となった1ヶ月? 月初のポジション トルコリラ円ロング 10万通貨(29. ...
イラク北部のクルド人自治区が独立を目指す住民投票を実施。クルド人との対立が根深いトルコにとっては頭の痛い問題。
また、政策金利は9月も据え置き。
2017年10月
1月と並んで印象に残る月。
領事館職員が逮捕されたことを受け、米国とのビザ発給が停止。対米関係悪化を懸念し、トルコリラが急落。
インターバンクのレート配信が停止し、FX会社によってはレートが飛んだり、28円台まで暴落したり。この影響は長引くのであった・・・
なお、政策金利はまだまだ据え置き。
2017年11月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年11年を振り返る。
毎月恒例、トルコリラスワップ運用、その実態2017年11月版。 今月を一言にまとめると・・・『先月からの対米関係悪化を引きずって最安値更新』。 さて、以下個別に見て行こう。 月初のポジション トルコリ ...
先月の下落を引き摺り、トルコリラは最安値をグングン更新。一時28円を割るのではという展開も。
月末、トルコ中銀が事実上の買いオペや市場金利誘導、介入宣言など色々な手を打つも、即時的な効果は薄かった。
タイミング悪く、この月には政策金利の発表なし。
2017年12月
-
-
トルコリラスワポ生活、2017年12月を振り返る。
毎月恒例、トルコリラスワップ運用、その実態2017年12月版。 今月を一言にまとめると・・・「先月末の対策が効いてじわじわ上昇ムード!」 さて、そんな中の出来事を見て行こう。 月初のポジション トルコ ...
11月の介入が功を奏し、トルコリラはじわじわと回復。
利上げが噂されていた政策金利では、表面金利は弄らずに後期流動性貸出金利を4月以来の引き上げ。12.25% → 12.75%となった。
期待よりも上げ幅が狭く一時下落するも、利上げの効果はしっかりと現れてトルコリラ上昇。
年末にはビザ発給も完全再開し、来年の更なる上昇に期待が掛かる。
トルコリラ1年の動き
トルコリラ円(TRY/JPY)日足
1月急落、4月までは揉み合うも国民投票を終えてアク抜け。
9月下旬のクルド人独立懸念からのビザ発給停止問題で急落。11月末の中銀の施策で反転の気配。
12月政策金利・ビザ発給再開で来年の上昇に期待が出来るか!というところ。
ドルトルコリラ(USD/TRY)日足
概ね反転させたような形なのだが、10月のチャート飛びやドル円相場の影響がないので、トルコリラの強弱としてはこちらの方が分かり易いかもしれない。
参考:ドル円(USD/JPY)日足
ドルも大きな波乱なく平和な年だった。
まとめ
年初・10月に大きな危機がありならがも、下落幅は年初33.2 → 11月下旬の28.0と5円強の下落。
2016年が41.3円 → 31.0円に10円強下落したことを考えると、だいぶマイルドだったようにも思う。
この調子で行けば来年はプラマイゼロか、それともプラ転か!
最新のスワップポイントランキングをチェック!
トルコリラ円
-
-
トルコリラ円(TRY/JPY)最新スワップポイントランキング|スワポが最も高いのは?
>ランキングまでジャンプ< 高いスワップポイントが魅力の、トルコリラ。 高金利通貨の中でも特に高い政策金利 & スワップポイントが人気の通貨である。 せっかく運用す ...
続きを見る
南アフリカランド円
-
-
南アフリカランド円(ZAR/JPY)最新スワップポイントランキング|スワポが最も高いのは?
>ランキングまでジャンプ< 高いスワップポイントが魅力の、南アフリカランド。 トルコリラよりも落ち着いた値動きなのが魅力である。 そんな南アフリカランド、せっかく運用するな ...
続きを見る
メキシコペソ円
-
-
メキシコペソ円(MXN/JPY)最新スワップポイントランキング|スワポが最も高いのは?
>ランキングまでジャンプ< 高いスワップポイントが魅力の、メキシコペソ。 南アフリカランドよりもちょっとスワップポイントが高く、トルコリラよりも値動きが落ち着いている割とい ...
続きを見る