新元号『令和』が発表され、改元によって今年のゴールデンウィークは何と10連休。
ちょうどそのド真ん中で新しい時代を迎えることになる。
さて、連休ということは会社が休み、日本市場もお休み。
そこでスワップ派として注目しなくてはならないのがスワップカレンダーだ。
一言で言えば、FX会社によってスワップポイントの付与日程はマチマチということ。
- 連休前にまとめて11日分ドカンと付与する会社
- 8日分・3日分などと分割される会社
- 連休などなかったかのように淡々と普段通りのペースで付与する会社
勘のいい方はもうお気づきだろう。
これはまたとないサヤ取りチャンスだ。
簡単に言ってしまえば、
- 付与日数が多いFX会社でロング
- 付与日数が少ないFX会社でショート
これを同時に行えば、極めて少ないリスクでプラススワップは10日分なのにマイナススワップは1日分なんてことも実現できてしまうかもしれない。
この記事では、それを実現する為にFX会社各社のスワップカレンダーから実際に投資した場合の期待利益までをまとめていきたい。
カレンダーの歪みを使ったスワップサヤ取りの仕組み
この取引の基本的な仕組みはこうだ。
- ある日のFX会社Aのスワップ付与額が11日分
- 同じ日のFX会社Bのスワップ付与額が3日分
このとき、FX会社Aで買い・FX会社Bで売りをする。
すると受け取るスワップは11日分で、支払うスワップは3日分。
更に、両建て状態になっているので為替変動による損失は発生しない。
(通貨が下がればFX会社AはマイナスだがFX会社Bはプラス、通貨が上がればFX会社AはプラスだがFX会社Bはマイナス。同数量なら差引ゼロ。)
今回は『カレンダーの歪み』を使った特殊なケースだが、一般的なサヤ取りについては以下の記事も参考にして頂きたい。
-
-
通貨下落リスクなし!スワップポイントサヤ取り(アービトラージ)を徹底解説!
2018年8月の急落から徐々に回復しつつあるトルコリラだが、『やはり下落は心配なので全力で買うのは怖い・・・』なんて方も多いのではないだろうか。 スワップポイントは確かに魅力だが、それ以上に通貨価値が ...
続きを見る
FX会社各社のスワップカレンダー
では、肝心なのは『どのFX会社を使えば良いか』という点。
まずは細かい日程を述べる前に、各社がどの付与日に該当するかを簡単にまとめた。
付与日や、通貨ペアごとの細かいルールについては後述する。
FX会社名 | 付与パターン |
---|---|
くりっく365 | 11日分付与 |
マネーパートナーズ(PFX / nano) | 11日分付与 |
インヴァスト証券 | 11日分付与 |
セントラル短資FX | 11日分付与 |
SBI FXトレード | 11日分付与 |
FXプライム byGMO | 11日分付与 |
GMOクリック証券 | 11日分付与 |
みんなのFX | 8日分・3日分 |
LIGHT FX | 8日分・3日分 |
ヒロセ通商 | 通常通り(祝日無視) |
マネースクエア | ほぼ通常通り |
つまり、基本的な方針としてはこの中から
- 11日分まとめて付与されるFX会社でロング(買い)
- それ以外のFX会社でショート(売り)
をするのが鉄板だと言える。
※サクソバンク証券は確認中。
あとはスワップポイントが高い、スプレッドが安いなどを基準にして選べばいいのだが・・・
結論から言うと、『くりっく365とみんなのFX』を使うのが圧倒的におすすめである。
詳しくは次の章で解説していく。
※みんなのFXの代わりにLIGHT FXでもOK。
くりっく365とみんなのFXで二重取りを狙え!!
この記事の結論はこれ。
まず、くりっく365とみんなのFXのスワップポイントカレンダーを見てみよう。
お気付きだろうか・・・
そう!
- 4月24日はくりっく365でロング・みんなのFXでショート → 差額8日分
- 4月25日はみんなのFXでロング・くりっく365でショート → 差額7日分(※)
と、一粒で二度おいしいのだ!
※ZAR/JPYは6日分
ちなみに、買い口座はくりっく365ではなく他の『11日分まとめて付与されるFX会社』でもOK。
ただし、カレンダーのずれには注意。
スワップカレンダーのおさらい
基礎的なことだが、スワップカレンダーの表記についておさらいしておく。(上記二社の場合)
- 4月24日:11日分
これが意味するのは、『ポジションを4月24日から翌営業日に繰り越した(=4月25日06:00のNYクローズを跨いだ)際に、11日分のスワップポイントが発生する』ということである。
23日から24日の繰り越しではないし、24日中にポジションを決済したらスワップポイントは発生しないので注意。
長期保有ならあまり気にしない話だが、今回のように1日だけを狙って取引する場合には間違えないようにしておきたい。
期待収益率はいくら?
具体的にどのくらいの利益が出せるのか計算してみよう。
とりあえず『トルコリラ1万通貨』を運用するものとして考える。
- 各口座に20,000円ずつ:約1.5円の値動きに耐えられる
- 各口座に25,000円ずつ:約2円の値動きに耐えられる
- 各口座に30,000円ずつ:約2.5円の値動きに耐えられる
どのくらいリスクを許容するかだが・・・個人的には2.5万円以上推奨。
つまり、運用は一口5万円から。
獲得スワップポイントは19日分
少し誤差は出るかもしれないが、先月の平均スワップポイントに基いて計算しよう。(1円未満切り捨て)
- くりっく365:125円 × 11日分
- みんなのFX:120円 × 8日分
よって、得られるスワップポイントは2,335円。
支払いスワップポイントは4日分
同様に、支払いスワップポイントについても計算する。(1円未満切り捨て)
- みんなのFX:120円 × 3日分
- くりっく365:125円 × 1日分
よって、支払うスワップポイントは485円。
加えて、スプレッド分がコストになる
- くりっく365:3.24銭 × 1万通貨 = 324円
- みんなのFX:1.7銭 × 1万通貨 = 170円
よって、スプレッドコストは514円。
差引、およそ2.6%の利益。
2,335円 - 485円 - 514円 = 1,336円。
つまり5万円の投資に対して1,336円の利益。2.672%だ。
- 10万円なら、2,672円。
- 30万円なら、8,016円。
- 100万円なら、26,720円。
普段、たった2日・極めて低いリスクでこの利益は中々得られない。
重要なのは、リスクが低い分通常の投資と違って全力投球できるという点だ。
動かせる現金があるのなら、これは試してみていいだろう。
サヤ取りステップの確認
最後に、これを実現するための手順について記載しておく。
金額等は1Lot(1万通貨)・予算5万円で運用する場合で記載するので、実際の資金に応じて調整して頂きたい。
4月24日まで:資金・口座の準備
4月24日まで(厳密には25日の05:50頃まで)に以下の作業を済ませておく
- くりっく365とみんなのFXの口座を開設
- アプリやブラウザ等でログインできる状態にしておく
- 両方の口座に25,000円ずつ入金
4月24日:ポジション建て
これは4月24日のマーケットオープン(06:00)~NYクローズ(翌06:00)までの間に行う
- 『同時・同値で』くりっく365で買い・みんなのFXで売りポジションを建てる(多少はズレてもOK)
- 念の為、1.5円動いたら自動的に決済されるように注文を入れておく(※下図参照)
※急変して一方だけがロスカットされないように保険を掛けておく。
イメージはこんな感じで決済注文を入れておく。
4月25日:ポジション決済&逆ポジション建て
これは4月25日のマーケットオープン(06:00)~NYクローズ(翌06:00)までの間に行う
- 『同時に』4月24日に建てたポジションを決済する。
- 『同時・同値で』みんなのFXで買い・くりっく365で売りポジションを建てる(4月24日の逆)
- 念の為、1.5円動いたら自動的に決済されるように注文を入れておく(※下図参照)
こちらの決済注文はこんな感じで入れておく。
4月26日:全ポジション決済
- 『同時に』4月25日に建てたポジションを決済する。
- 出金する(これは後日でもOK)
まとめ
- 10連休スワップカレンダーの歪みを使って、極めて低いリスクでサヤ取りができる
- 買いはくりっく365・売りはみんなのFXを使えば二重取り可能
- 一口5万円から、期待収益は約2.6%
- 最初のポジション建ては4月24日、手順をお間違いなく
ちなみに、今回ほどの規模は非常に稀だがこのテクニックは大型連休の度に活用できる。
是非上手く生かして、収益に繋げて頂きたい。
買い口座はくりっく365で
- トルコリラ円スワップポイント平均76.52円/1万通貨!
- 南アフリカランド円スワップポイント平均13.55円/1万通貨!
- メキシコペソ円スワップポイント平均11.77円/1万通貨!
取引所FXと呼ばれ、複数のFX会社を通じて取引が可能な『くりっく365』はスワップ運用は非常にハイスペックで支持が厚い。
手数料無料 & スマホアプリ完全対応 & 当ブログ限定・口座開設+3万通貨以上の取引で3,000円キャッシュバックされる岡三オンライン証券がお勧め!
くりっく365ってナニ?店頭FXと取引所FXの違いは如何に。
口座開設はこちら:岡三オンライン証券
売り口座はみんなのFXで
- トルコリラ円スワップポイント平均76.93円/1万通貨!スプレッド1.6銭!
- 南アフリカランド円スワップポイント平均12.00円/1万通貨!
- メキシコペソ円スワップポイント平均11.07円/1万通貨!
トルコリラに限らず、スワップ運用ならココ!と言い切れる。
どの通貨も安定してスワップが高水準で、どんなスタイルで運用するにしても絶対に抑えておくべきFX会社。
人民元の取り扱いも始まり、多用な運用方法が期待できる。
同スぺックの新サービス『LIGHT FX』も要チェック!
詳細スペック:スワップ運用FX会社、特徴・スペック徹底比較!【トレイダーズ証券 みんなのFX】
口座開設はこちら:トレイダーズ証券